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新型コロナのマスクパニックに考える

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パニック
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医療機器メーカーの工場長を23年経験しました。 本名は菊地孝仁、匠習作はペンネームです。 設計・製造・品質管理・安全管理まで経験済みです。 私自身、医療機器総括製造販売責任者、医療機器製造管理責任者の資格を有しています。 また、薬機法に関する業務も長年経験しております、QMS、GVP、ISO13485のマニュアル作成・運用まで対応しています。 21世紀のコア産業である、医療機器業界へ参入をお考えの経営者様、お気軽にご相談ください。

新型コロナのマスクパニックに考える、医療機器業界はなにを教訓とすべきか

新型コロナウイルスの脅威にさらされている日本。

現在どこの薬局やドラッグストアに言っても、
軒並みマスクが品薄状態となっており、
多くの店舗で購入制限などを行っているのが現状です。(令和2年3月上旬)

もちろんマスクは医療機器には該当しませんが、
その多くは医療機器メーカーによって作られています。

確かにコロナウイルスの騒動に関しては突発的な事態ですが、
顧客のニーズに医療機器業界が答えられていないという事実に変わりはありません。

一体医療機器業界はこの事態にどう対応すべきなのか。

そして、何を学ぶべきなのでしょうか。

マスク不足は正当な理由で起こっているわけではない

この深刻なマスク不足の原因。

それは必要な人が買っているからというわけではないようです。

マスクの需要が上がっているのは確か

もちろん、正当な理由でマスクの需要が上がっているのは確かです。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、
マスクにある程度の効果があることは政府の発表でも言われていますから、これは当然です。

しかも、花粉症の時期でもあり普通の風邪やインフルエンザの時期でもあります。

多くの人がマスクを求めているということに変わりはありません。

初期にはマスクの爆買いが原因の一つ

正当な理由ではないというのはなかなか難しいですが、
マスク不足の原因の一つに爆買いがあります。

これは、日本より深刻な状況になっている中国からの観光客などが、
日本のドラッグストアなどで爆買いを行っているという事実があったからです。

もう現在は出来ない状態ですが、それでも、
これもひとつの原因として考えていいでしょう。

転売屋による買い占め

そして、問題となっているのが転売屋による買い占めです。

現在Amazonやメルカリなどの通販サイトを見ると、
たくさんのマスクが売られており、その値段は法外といっていいほど高騰しています。

これにより、多くのマスクを欲しがっている人が買えないという状況が生まれているのは確かです。

買いだめをする人が多い

これまでマスクというのはなくなったら買うというものでした。

しかし、初期の段階で爆買いや現在も続く転売屋による買占めが起こったせいで、
安定供給に不安を感じる人たちによる買いだめも大きな原因になっています。

もちろんそうしたくなる気持ちに理解は出来ますが、
これも大きな問題です。

業界は消費行動に関与できない

新型コロナウイルス騒動の中でのマスク不足。

しかし、医療機器業界と言えども、
消費者の行動にまで関与することは出来ません。

緊急時を予測することは出来ない

医療機器業界における緊急時というのは、他の業種と違って予測は出来ません。

今回のような新しいウイルスの発生やその流行を事前に予測することができるようだったら誰も苦労はしないわけで、
医療機器業界の緊急時はいつでも突然です。

ただ、これは短期の予測。

長期的に、供えるということは無理ではないとは考えています。

緊急時の消費者行動は予測できる

医療機器業界の緊急時は予測できませんが、
緊急時の消費者行動は予測できます。

今回マスクの買い占めなどの騒動が起こり品薄を招いてしまいましたが、
流行性のウイルス疾患が起こればこうなる事はある程度予測できます。

もちろんこれは業界の怠慢ということではないでしょう。

しかし、予想の範囲を超えるものではなかったことは確かです。

緊急時に常に備えることは出来るのか

流行性のウイルス疾患が起こればマスクは品薄になる。

ということはわかっていても、いつ流行性のウイルス疾患が起こるかはわからないのですから、
これに対処する備えを据えることができるか、と言われればかなり難しいといわざるを得ません。

確かに、マスクは腐るものではなりません。

しかし、いつ起こるかもわからないウイルス疾患に備えて大量の備蓄をするなどというのは現実的に考えて難しいものです。

在庫を抱えるというのはそのコストがどうしてもかさみます。

平時に、そのコストを商品に乗せることが消費者の意に敵うことだとは、とても言い切れないのです。

消費者の消費を抑制することは出来ない

とはいえ、医療機器業界が消費者の消費行動を抑制するのは難しいものです。

もちろん、高度に取り扱いが難しいものや医療に絶対必要なものの取り扱いや販売は法律によって規制されていますが、
そもそも医療機器ではないマスクのようなものに規制はありません。

特に転売などの不当な買い占めに対しては何らかの対策を講じたいと思っても、それも現実的には困難。

コンサートチケットのようなものと同じように、
取引に身分証を必要とするなどと言った対策が取れるはずもなく、
結局は消費者の良心に訴えることになります。

つまり、打つ手はないのです。

マスク不足にお手医療機器業界に出来ることはあるのか

では、マスク不足において医療機器業界に出来ることはあるのでしょうか。

事後の対策に全力を注ぐ

今回、品不足となっているのは医療機器メーカーが作っているものの医療機器ではないマスク。

しかし、今後新型コロナウイルスの流行の推移によっては今度こそ医療機器に該当するものの品不足が起こりえます。

例えば医療用ガーゼ。

これは明確に医療機器の属するものですが、
マスク不足の代替品としてガーゼ自体も品薄になっている薬局やドラッグストアが出ているという報告もあります。

こうなると、事後の対策を急ぐしかありません。

事後の対策に必要なのは医療機器製造販売従事者の数

事後の対策に必要なもの、それは増産がかかったときにすぐに対応できる体制。

つまり、医療機器製造販売にかかわる製造業者の数そのものです。

しかも今回、マスクを中国産に頼っていたことによりマスク不足が起こっているように、
いかに国内の医療機器製造販売業者の数が重要なのか露呈した結果となりました。

今、マスクの不足を見るに、それは万全ではありません。
しかし、次の危機的事態の時に、
医療機器業界が消費者のニーズにこたえられるかは今からにかかっています。

命を守る業界であると認識された

今回の新型コロナウイルスにより、医療機器業界が重要な産業であるという認識は生まれました。

しかし同時に、たとえ医療機器ではなかったにしろ、
マスク不足によって医療機器業界が消費者のニーズにこたえられなかったという苦い経験も生まれたのです。

今後その様なことをなくす為にも、
やはり医療機器業界への新規参入は急がなくてはいけません。

命を守る業界として、その発展が重要であることが、今回再認識されたのですから。

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