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経済効率と医療機器

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医療機器メーカーの工場長を23年経験しました。 本名は菊地孝仁、匠習作はペンネームです。 設計・製造・品質管理・安全管理まで経験済みです。 私自身、医療機器総括製造販売責任者、医療機器製造管理責任者の資格を有しています。 また、薬機法に関する業務も長年経験しております、QMS、GVP、ISO13485のマニュアル作成・運用まで対応しています。 21世紀のコア産業である、医療機器業界へ参入をお考えの経営者様、お気軽にご相談ください。


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経済効率と医療機器。CTやMRIを取り巻く環境

CTやMRIと言えば、画像診断を行う医療機器。

人間ドックや健康診断を始めとして、様々な症状を抱えて病院に行った際、
一度はそのお世話になったことがある人も少なくないですよね。

コロナ禍で大きな騒動となっていた2020年の1~3月。

このCTやMRI、特にCTに関して、その日本の保有数の多さが、
大いに役立ったという話を耳にしたことがある人も多いはずです。

しかし、このCTやMRIといった画像検査を行う医療機器、
新型コロナウイルスパンデミックの前は大きな苦境に立たさていました。

医療費増大という現実の前に悪者にされたCTとMRI

日本の医療を支えてきたCTとMRI

しかし、コロナ禍に見舞われる直前まで、
それは日本ではかなり印象の良くないものとされていました。

医療費増大における緊縮の流れ

日本の医療費の増大が大きな社会問題となっていたのは、
ある意味周知の事実です。

今後も進む高齢化社会の中で、日本の採否における医療費の割合は小さくなく、
その結果消費税の増税などにつながっているという側面はありました。
(chrome-extension://oemmndcbldboiebfnladdacbdfmadadm/https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/19syokanyosan/dl/01-01.pdf)

また、以前から存在する、
日本の医療に対する漠然とした医療不信もそれに拍車をかけます。

医療ドラマでは、当たり前のようにいつも医療機器業界と悪徳医院長の癒着が描かれ、
なにか大病院では悪いことが当たり前のように行われていると言った風潮さえあったはずです。

そして、その槍玉に挙げられたのがCTやMRIと言った高額な画像診断機器だったのです。

過剰画像診断大国とまで言われたコロナ前の日本

2019年5月、まさにコロナ前夜と言うべき時期にBusiness Journalにこんな記事がのりました。

『『ラジエーションハウス』では描かれない日本のCT・MRI“異常過多”の危険性』

(URL: https://biz-journal.jp/2019/05/post_27978.html)

これによれば、日本は超過剰画像診断大国で、
その保有数の多さに懸念と危険性、を訴える記事となっています。

もちろん内容のすべてが間違っているとは言えないでしょう。

しかし、ここに、日本の医療費の増大の一つの問題点として、
CTやMRIがやり玉に挙がっていた一つの証左があると言ってよいでしょう。

問題点がなかったわけではない

もちろん、ここまで槍玉に挙げられるには、そこに問題がなかったとは言えません。

検査というものに重きをおいた日本の医療体制に対して、
疑問を呈する人がいてもおかしくはありませんし、的外れとまでは言えません。

田舎のクリニックにCTだのMRIがある必要があるのか?
という意見も首肯できる部分はあります。

経済原理から見れば、
無駄と言われても間違いはないでしょう。

日本の医療体制の中で、
CTやMRIがそういった存在であったことに関しては、否めない部分はあるのです。

コロナが教えてくれた医療の本質

日本の医療費増大のシンボリックな存在としてやり玉に挙がったCTやMRI
しかし、コロナによって、その意味は再び変化していっています。

PCR検査よりCTという現実

コロナ禍において大きな話題となったのが、PCR検査。

PCR検査キットが足りない、簡単に検査できない、PCR検査は間違いが多いなど、
様々な場所、人、媒体において大きな議論がかわされました。

しかし、ここに大きな事実があります。

それは、PCR検査よりCTによる検査のほうが感度が良いという報告があったという事実。

コロナ検査にCTを使うこと自体に関しては議論の余地があるものの、
緊急時において、CTによる検査がコロナ感染の有無を調べる上で効果があったのは事実なのです。

医療には2つのステージがある

今後、コロナの検査はPCR検査で行われることはほぼ間違いありません。

しかし、医療崩壊の危機や突然のパンデミックの環境下において、
日本の医療機関に広くCTが存在してという事実は大きな助けになりました。

そう、つまり、緊急時に役立ったというわけです。

医療は、通常の医療と緊急時、戦争や災害、
もしくは今回のような世界的パンデミックと言われる感染症の大流行といった有事の医療、この二つが存在します。

この県は、平時、経済効率の上で悪者であった画像診断用医療機器が、
有事に役立ったという、一つの経験を日本の医療の現場にもたらしたのです。

備えあれば憂いなし、経済効率の向こう

経済というのは、当然大切なものです。

医療行為というものが経済とまったく隔絶された場所にあるということはありえませんし、
日本の歳費における医療費の問題は今後も根深いものとして残っていくはずです。

しかし、医療費はその根本に人の命を救うための費用という側面があります。

そして同様に、医療機器もまた人の命を救うための機械という側面があり、
決して経済効率だけで語られて良いようなものではありません。

日本は確かにCTやMRIの保有数がダントツに多い、
平時においてはムダと言われて然るべき画像診断大国です。

しかし、これが一点有事となれば、その、平時のムダが命を救うこともありえますし、
日本人が、今回のコロナ禍でそれに気づき始めているという感触もあります。

経済の向う側にある医療、もしくは医療機器というものの本来の意味です。

この意味を訴えていくこともまた、
医療機器業界にとって重要なものであることは言うまでもないのです。

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