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昭和48年度版厚生白書を見る

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オイルショック
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医療機器メーカーの工場長を23年経験しました。 本名は菊地孝仁、匠習作はペンネームです。 設計・製造・品質管理・安全管理まで経験済みです。 私自身、医療機器総括製造販売責任者、医療機器製造管理責任者の資格を有しています。 また、薬機法に関する業務も長年経験しております、QMS、GVP、ISO13485のマニュアル作成・運用まで対応しています。 21世紀のコア産業である、医療機器業界へ参入をお考えの経営者様、お気軽にご相談ください。


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オイルショックに物価上昇。昭和48年度版厚生白書を見る

安定した上昇を続けていた日本経済に大きな衝撃を与えたオイルショック。

充実した国民生活は、世界最高水準となっていったものの、ここに不景気の影がさし、
さらに物価高騰という事例が国民生活に打撃を与えていた昭和48年。

安定し充実した国民生活と、だからこそこそ生まれきた、持てるからこその歪。

豊かな国日本の病巣が見え隠れしてくる、厚生白書となっています。

昭和48年とは

昭和48年の日本といえば、やはり欠かせないのはオイルショック。

全体的に右肩上がりを続けてきた日本の経済において、
戦後初めてと言って良い本格的な不景気の経験となった出来事であり、
これによる物価の上昇は大問題となりました。

1997年以降、デフレに苦しむ日本ですが、この頃は物価が上がり続けたのです。

この時の物価上昇率は、牛肉42%、砂糖51%、ちり紙150%と歴史的にも異常な上昇を記録しました。

《政府》第二次田中角栄内閣
《出版》小松左京『日本沈没』五島勉『ノストラダムスの大予言』がベストセラーになっています。

全体的な傾向

昭和48年度版厚生白書の全体的な傾向は戦後からの完全脱却による価値の変化はその主体です。

例えば疾病に関しても、結核に関する記述は「かつてそうだった」という過去の話としてでてくるだけで、
その主役はガンや心筋梗塞等の心疾患にシフト。

また、国民の栄養状況の工場に努めてきた戦後とは違い、
ここで成人病(現、生活習慣病)がクローズアップ。

貧困による栄養状況の劣悪を改善しようという戦後は終わり、
むしろ栄養過多による疾病の誕生に対して、
どう対処していくかの転換期であることが見えてきます。

医療に関しては、健康保険制度や国民年金制度がしっかリト確立したことにより、
そのさらなる発展の矛先は健康診断にシフト。

また、包括医療や予防医療、リハビリテーション医療、
地域医療などの言葉も見られ、時代が大きく様変わりしたことを感じます。

また、食品の安全について、深刻な状況が伝えられているのも大きな特徴です。

他にも、人口過密による生活環境の悪化など、
とにかく『変化』というものを大きく感じる白書となっています。

第1編 健康の確保と増進

ここで述べられていることもやはり、変化した価値観との間のギャップが主です。

ときに健康の増進を主体として、
疾病の予防という予防医療に重きを着だしているところに、
現在にまで続く医療行政の基礎ができつつあることを感じます。

特に、この頃やはり成人病というのが大きな一つのキーワードとなっているようです。

高血圧や糖尿病と言った、これもまた現在までつながる疾病の原因をいかに予防し、
またそれを監視する健康診断を普及させていくのか。

それが大きな課題とされています。

医療に関しては、リハビリテーション医療や、
医療情報システム、研究開発などの新しい医療への展開、

また、医師の数の拡充が叫ばれていたり、
医療施設の増加が報告されていたりと、
今とは全く異なる状況がよく分かります。

さらに、精神医療の分野に対する記述が増えていることも特筆すべきことでしょう。

第2編 生活環境の整備

ここで注目すべきは、食品の安全問題。

昭和43年に起こったカネミ油症事件に端を発した食品の安全に対する国民の思いを受け、
食品添加物や残留農薬などにも切り込んでいるところに時代性を感じます。

また水道水の安全性やゴミ問題なども、時代性を反映した問題。

これもまた、発展とともに生まれた問題であると言えます。

第3編 所得保障の充実

所得保障については、新しい何かというより改変の話が主。

多くは物価高騰に対応するべく行われる施策で、
これと言って特筆すべき点はありません。

第4編 社会福祉の増進

社会福祉においては、少産少死型の社会の宿命でもある、個人負担の増大がやはり懸念されています。

戦後10年ほどの昭和30年代と論調が変わっていないこの将来へ対する不安は、
その将来を生きるわたしたちには、皮肉にようにも感じられますね。

また、ここで、核家族化の問題も提起。

児童に対する福祉政策の実施について、その黎明期の意思を感じます。

また、中心的な事柄ではありませんが、
このあたりではまだ、当然のように児童への対応が「母子」という単位でくくられていることもまた時代を感じますね。

全体的には、児童や家庭、心身障害者(原典ママ)、老人福祉、福祉サービス、など、
戦後の福祉政策に比べてその矛先が多様化、現代により近づいた感があります。

第5編 国際協力と試験研究及び情報システムの進展

最後の第5篇では、厚生事業の国際関係が報告されています。

これは、主に国際協力としての日本の厚生事業における立ち位置について解説しているもので、
途上国への支援などについてが多く盛り込まれています。

また、WHOへの支援などその他国際機関への支援なども大奥報告され、
日本の国際社会における他地い地の変化が、この分野においても大きく変化したことを感じます。

日本人の有り様が大きく変わった時代

全体的に、豊かさの先にある厚生事業のあり方。
そんな事を考えさせてくれた今回の昭和48年版厚生白書。
日本という国の、豊かだからこその歪みの表れが見えてきた時代の鏡だと言えます。

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