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町工場の窮状を救う? 医療機器への転業が産む生き残り戦略

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医療機器
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医療機器メーカーの工場長を23年経験しました。 本名は菊地孝仁、匠習作はペンネームです。 設計・製造・品質管理・安全管理まで経験済みです。 私自身、医療機器総括製造販売責任者、医療機器製造管理責任者の資格を有しています。 また、薬機法に関する業務も長年経験しております、QMS、GVP、ISO13485のマニュアル作成・運用まで対応しています。 21世紀のコア産業である、医療機器業界へ参入をお考えの経営者様、お気軽にご相談ください。

 

町工場の窮状を救う?医療機器への転業が産む生き残り戦略

時代の進展により、
いま町工場の存在は大きな危機に立たされています。

中小企業経営者

その一番の原因は、
やはりすべての分野に及んでいる産業のグローバル化にほかなりません。

流石に最近中国はその範疇ではなくなりましたが、
それでも東南アジアを中心に人件費の安い国々の発展はめざましく、
部品系の工場は特にそういった国にシェアを奪われているのです。

高い技術力より安い値段。

その現実の前に、
医療機器への転業は大きな可能性になり得るのです。

技術力は無駄になってしまった

町工場の苦境の一番の原因はまさにこれです。

これまで、ものづくり大国と言われていた日本において、
その屋台骨を支えていたのはいわゆる職人技と言われる一人ひとりの技能者の「腕」でした。

職人技

ミクロンを競う最先端研磨機よりも精密に削れるその技量。

一切手抜きのない安定した品質。

ロス(不良品)の少ない信頼感。

しかし、様々な社会の変化により、まずは丈夫で長持ちという概念が崩れ去りより良い製品より、
より安く買い替えの効く製品が重宝されるようになり、
結果より安価な製造こそが美徳になってきたのです。

そして、そのニーズに合致した新興国の製造業。

日本のものづくりの土台は、ここに崩れかけていると言っても過言ではありません。

技術を持った町工場が医療機器に転業している

多くの町工場が、安価な海外製品に押されて廃業を余儀なくされている中、
そうではない企業も存在します。

それが、その高い技術力をもって医療機器業界に転業している企業たちです。

①医療機器は特別

まず医療機器業界は特別な業界であると知っておく必要があります。

というのは、世の中がどう進展していこうとも、
医療機器業界において信頼や安心より低価格がもてはやされる時代はこないということです。

なぜなら、そこには大きなリスクが存在するからです。

医療機器においては小さな部品一つでも不具合を起こしてしまえばおおきな医療事故につながってしまいます。

その責任を負うことになれば巨額の賠償金リスクが生まれます。

ですので、医療機器だけは価格より信頼性なのです。

②技術の応用が効く

医療機器の部品は、他に同型のものがない特殊な部品が多く存在します。

いわゆるその危機にピッタリと遭うオーダーメイドな部品が多いという側面があり、
ニッチなニーズに答えることができないとその産業には参入できません。

しかし、それは町工場の技術が応用できるもの本当に多いのです。

例えば、眼鏡でおなじみ福井県鯖江市の部品メーカーは、
眼鏡の部品として丈夫で軽いチタンの蝶番を作っていたその技術を応用して声帯を開くための医療機器『チタンブリッジ』を開発。

人体に影響の少ない金属チタンの扱いに長けていたメガネ業界であることと、
眼鏡の蝶番という使用頻度の高さにしっかり対応できる金属部品の加工技術がこの成功につながっているのです。

③時代遅れの技術が時代遅れではない

例えば、電球業界は今や風前の灯です。

家庭用電球のほとんどは、従来の電球からLEDにいれかわっていますし、
社会の中で使われる電球もまたほとんどはLEDに変わってしまっています。

しかし、医療の現場では違います。

医療の現場ではLEDでは対応できない極小のフィラメント電球など医療用においては数多くの従来型の電球が使用されています。

これには様々な理由があるのですが、
LEDは湿気に弱いですとかLEDはそのシステム上避けがたいチラツキが存在するなどの医療用に適さない性質があるのです。

ですので、小型電球を作る技術を持った町工場が医療用電球に転業するチャンスは当然存在します。

華麗なる転業変わった業種からの転業例

先程例示した鯖江のメガネ部品工場以外にも様々な転業事例は存在します。

①ラジコンタイヤが手術の技術を支える

手術トレーニング用疑似人体。

手術においては、
むずかしい手術前のシミュレーションや日々の手術の練習は欠かすことができませんが、
アタリマエのことですが実際の人体を使用するわけにはいきません。

そこでよりリアルな人体の感触を再現した疑似人体が必要なのですが、
これに参入したのがラジコンタイヤの企業。

培ってきた樹脂の製造技術をフルに生かして、
外科医の医師たちが人間の皮膚の感触とそっくりだと絶賛する手術練習用の疑似人体を作り上げたのです。

②オートバイショップから始まった日本一の車椅子

現在日本を代表する車椅子メーカーであるオーエックスエンジニアリングは、
街のオートバイ屋さんがその原点。

創業者がバイク事故で脊髄損傷による車椅子生活が始まったことで、
自分用の車椅子制作を始めたところオートバイの知識とメンテナンス技術の応用によって世界的企業にまで発展しました。

これは、それまでネジやリベットで固定されていた車椅子の各部位をマジックテープにしたり車輪をワンタッチで外せるようにしたことで、
車椅子ユーザーのニーズに答えてきたその結果です。

いまでは一般用の車椅子だけでなく、
車椅子スポーツ競技用の車椅子も作っていて、
2020パラリンピックでも大いに注目される企業です。

町工場は医療機器で生き残れる

町工場の歴史的意義は、
高度経済成長からバブルの崩壊までで終わった。

実際、そんなふうに考えている人は少なくありません。

しかし、それは大きな間違いです。

もしかしたら、自分たちにとっては何でもないその技術が医療の分野で大いに重宝され
イノベーションにつながる技術なのかもしれないのです。

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