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医療機器業界参入は社会貢献だ

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医療機器メーカーの工場長を23年経験しました。 本名は菊地孝仁、匠習作はペンネームです。 設計・製造・品質管理・安全管理まで経験済みです。 私自身、医療機器総括製造販売責任者、医療機器製造管理責任者の資格を有しています。 また、薬機法に関する業務も長年経験しております、QMS、GVP、ISO13485のマニュアル作成・運用まで対応しています。 21世紀のコア産業である、医療機器業界へ参入をお考えの経営者様、お気軽にご相談ください。

おしらせ、業務多忙のため、次回から毎週金曜日のみの更新とします。
時間を作れるようになったら、また週2回に戻します。

医療機器業界参入は社会貢献だ。医療機器業界を経済的ではない側面で考えてみる

医療機器業界は、斜陽を知らない業界。

人間がこの世に存在している限り医療がなくなることはありませんし、
そこに医療が存在している以上医療機器が不要になることはありません。

しかも今後の高齢化社会を考えると、
そこには経済的にも大きなメリットがあります。

人手不足が進行すれば、
医療機器の在り方も変わってくるはずですからイノベーションが必要な分野も多く、
新しい雇用創出にはもってこいです。

そう、経済的には医療機器の分野はかなり有望なもの。

しかし、医療機器参入には、社会的貢献というソフトの面も大事になってくるのです。

医療機器業界はQOL社会を支える

医療機器業界は、QOL社会を支える業界。

基本インフラではないにせよ、
人間が生きていくうえで欠かせないものを作り提供していく産業です。

QOLに直結する産業

ここ数年、特に重要視されてきているQOL。

いわゆる「クオリティ・オブ・ライフ」と言われているもので、
生活の質の向上を目指すという意味の言葉です。

ただ生きていればいいというのではなく、人生にどれだけの満足できるのか、
日々をどれだけ充実させて生きていくことが出来るのか。

これがまさに21世紀型の人生の幸せであると考えていいでしょう。

そして医療機器というのはこれに直結するものだと考えていいのです。

長生きするための医療ではない

QOLが叫ばれるようになって、医療もその本質が変わってきています。

これまでの医療では、出来るだけ長く生きるということが第一目標であって、
そここそが医療の目的となっていた側面は否めません。

しかし、QOLという考えだと、
ただ長く生きるのではなく「快適に」長く生きることがその目標となってきます。

もちろんそこには、医師や看護師のスキルやモチベーションも大事になってくるのですが、
特にその「快適」の分野においては医療機器が大きな役割を担います。

そう「道具」の効用です。

快適を担う道具

医療機器とは、名まえそのもの医療を支える道具です。

そして、これまで医療にかかわらず、
どの分野であれ、快適性の向上におけるもっとも中心的な役割を道具が担ってきたのです。

快適な生活、快適な移動、快適な睡眠、
あらゆる快適さの裏に道具の進化というのは欠かせないものでした。

となれば、とうぜん医療の分野においてもその快適さを向上させるために必要で、
向上していかなければならないのは医療機器業界そのものです。

医療機器によってさらに快適な医療が形成されるのであれば、
まさにQOL社会を担う業界だといっていいでしょう。

社会の緊急時に備える

2020年、新型コロナウイルスによって明らかになった世界的な医療の脆弱点。

今後この脆弱点を補完するための医療機器の存在は大きくなっていくことは間違いありません。

日本の医療は優れている

少なくとも平時において日本の医療は大きく優れています。

とくに、先端医療や高齢者医療に関しては世界の中でも頭一つ抜きんでているといってもよく、
その背景に医療機器の充実というものは必ずあります。

それこそ、人口100万人当たりのCTの設置台数はアメリカの2倍強、
そしてOECD平均の5倍弱といった高水準。

平時において、日本の医療は一般の方が思う以上に盤石です。

緊急時にはこの限りではない

しかし、2020年のコロナウイルス流行時のような緊急時はこの限りではありません。

これは日本の医療が緊急の備えにおいてぜい弱だというのではなく、
それはどの国でも対応不可なのであって日本も例外ではないということです。

そんな日本においては、
流行初期は検査キットが大きく不足していました。

また、世界規模において、呼吸器やCTの台数が足りず、
急遽各産業が参入して製造するということもありました。

そう、緊急時には、医者や看護師といったマンパワーとともに医療機器の不足も大きな問題となるのです。

サプライチェーンの崩壊

2020年コロナウイルスの流行では、
マスク不足も大きな問題となりました。

この原因は、世界の工場として稼働していた中国での感染拡大による輸入の減少が問題でしたが、
これはなにもマスクだけではありません。

それこそ、すべての機械産業、製造業に関わる大問題となったのです。

もちろんこのサプライチェーンの崩壊はコロナウイルスのような疫病だけではなく、
戦争や紛争、天災、貿易摩擦などさまざな原因によって起こります。

この時、医療機器もこの流れに飲み込まれてしまっては、大変なことになるのはご想像の通りです。

緊急時に医療機器業界の資質が問われる

医療機器は医療に欠かせないものである以上、人間の生活に欠かせないものです。

ですから、緊急時に提供できない、
もしくは膨れ上がったニーズに対応できないというのでは、
その意義を失ってしまいかねません。

むしろそういう時の居こそ必要なのが、医療機器なのですから。

つまり医療機器業界に身を置く、もしくはそれに従事するということは、
こういう緊急時の日本を助ける、もしくは救う存在となることも出来るということ。

まさに日本を救う産業といってもいいのが医療機器業界なのです。

社会のニーズは質的に後退しない

最後に社会のニーズについて。

社会のニーズというのは数的な後退はあっても、
質的な後退はあり得ないという点です。

ニーズの質は必ず進展する

社会の要求によって生まれてくるニーズ。

このニーズというのは、
数においては増減はありますし家格においての変動は必ずあります。

しかし、質を求めるニーズというのは、
必ずさらに上のものを求める方向に移動していくのが社会的な経験でわかっています。

つまり、ものの品質は常に向上していかなければいけないということです。

しかも、これが医療機器業界においてはそのまま人間の生活の質の向上、
つまりQOLに直結するわけですから社会的要求はより強くなります。

医療機器のイノベーションは社会の要求にアジャストする

医療機器業界がイノベーションによって進化することは、
すなわち社会のQOLに直結する。

つまり、医療機器業界において新しい何かを発見したり、
発明したり、もしくは画期的なアイデアを出すということは人類の幸福に直接アジャストするのです。

この充足感は、間違いなく他業種を圧倒するものといっていいでしょう。

今までは命に直結するという点で重要だと言われていました、
もちろんそれも大事ですが、幸せにまで直結するのが医療機器の進展。

それは、その業種に籍を置くものだけが味わえる充足感です。

社会のために生きる

医療機器に携わるということは、
それそのものがイコール社会貢献につながります。

もちろん経済的に魅力のある業界ですが、
それを踏まえて考えるならば、それは業界として非常に魅力的なポイント。

社会のために働く、つまり社会のために生きることが出来る数少ない仕事の一つだといえるのです。

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