ISO13485(QMS省令対応)の品質マニュアル作成ならお任せ下さい

ISO13485の品質マニュアル販売、コンサルティングはお任せください

平成22年度版厚生労働白書を見る

WRITER
 
社会保障
この記事を書いている人 - WRITER -
医療機器メーカーの工場長を23年経験しました。 本名は菊地孝仁、匠習作はペンネームです。 設計・製造・品質管理・安全管理まで経験済みです。 私自身、医療機器総括製造販売責任者、医療機器製造管理責任者の資格を有しています。 また、薬機法に関する業務も長年経験しております、QMS、GVP、ISO13485のマニュアル作成・運用まで対応しています。 21世紀のコア産業である、医療機器業界へ参入をお考えの経営者様、お気軽にご相談ください。


COVID-19
COVID-19 に関する最新の情報は内閣官房ホームページをご参照ください

新型インフルエンザへの対応、平成22年度版厚生労働白書を見る

今という時代を考える時、
平成22年度版厚生労働白書の持つ重みは予想以上に大きいかもしれません。

と言うのも、平成22年度版厚生労働白書に記されている21年度の日本は、
とある驚異にさらされていた年でもあるのです。

それが、新型インフルエンザ。

日本人が、風邪を引いていなくてもマスクを付ける習慣があります。

その切っ掛けになったとも言われるがこのときのインフルエンザです。

厚生労働白書は、新型インフルエンザをどう伝えたのか。

注目してみていきましょう。

平成22年とは

小惑星探査機はやぶさが帰還したこの年。

民主党政権によって運営されていた日本は、
リーマンショックに端を発したデフレスパイラルの中でやはり不景気にあえいでいる状態でした。

また、この前年は新型インフルエンザ、翌年は東日本大震災。

ある意味、日本に訪れる自然の驚異の間に挟まれた年で、震災以前の日本最後の年という言い方をしても間違いではないでしょう。

いろいろな意味で、変革を控えている時代だったのかもしれません。
《政府》鳩山由紀夫内閣 菅直人内閣
《出版》村上春樹『1Q84』

全体的な傾向

平成の途中から、その形式が若干読み物っぽく変わった白書。

その内容は、民主党政権下らしく、役所文化に対する反省のようなものが半分を占め、
これまでの行政(つまりは自民党政権下の行政)が以下に間違っていたかを延々と伝えています。

また後半部分では、具体性に掻く未来予想のようなものが提示されています。

様々な年代の白書を見てきた中で、こういう変化を見せられると、
これは白書なのか? という感じはしますが、そういう時代ということなのでしょう。

ただ、重要なのは新型インフルエンザに対する記述。

これは、いまコロナ禍にある日本においても、
重要な資料となるものです。

第1部 厚生労働省改革元年 ~「役所文化」を変える~

平成22年度白書の内容の中心となる21年は、政権交代で民主党政権が誕生した年。

それに付随して、そもそも自民党政権を危うくしたものの中に年金問題がありました。

年金問題に対してその問題が起こった経緯や、対策などがかなりの分量に渡って書かれています。

また昭和49~平成2年にかけて起こったフィブリノゲン製剤などによる薬害肝炎訴訟についても多くの分量が割かれており、
これは薬事行政においては重要なポイントだと思います。

ただ、これらの原因の根本を『役所文化』だとして一刀両断にしてしまっていることには、
かなり違和感は覚えます。

その側面がないとは思いませんが、
それは根本ではなく一因ではないのか、と。

今となっては、若干虚しくもありますが、
なんとなく政局に厚生行政が利用されている感があり、疑問は残ります。

第2部 現下の政策課題への対応

ここから2章に渡って、インフルエンザ対応の記録や今後の展望が続きます。

第1章 国家の危機管理への対応

ここから9節に渡って、新型インフルエンザ((A/H1N1))についての内容が続きます。

もちろん細かい内容に触れていくことはありませんが、
そこには、新型インフルエンザの脅威にさらされた日本がどう対応し、
どのように収束に向かっていたかについて詳しく記載されています。

もちろんそれは、現在の新型コロナウイルスであるCovid19とは、
まったく違うものであり同じようにできればどうにかなったということはありません。

しかし、これは、直近の世界的流行を果たした感染症対策の記録です。

それと同時に、現在世界的に流行しているコロナに対する日本の対策の基礎が、
このときにできたと言っても過言ではないのです。

このときの日本の対応や、それに伴う改正などを抑えておくべきかもしれませんね。

また、くわえて、当時流行していた腸管出血性大腸菌O157についての記述も存在します。

今では当たり前のものとなりましたが、当時は世間を騒がせた感染症であったことは間違いありません。

第2章 参加型社会保障(ポジティブ・ウェルフェア)の確立に向けて

ここからは、いわゆる民主党政権が考える新しい福祉のあり方について説明がなされています。

参加型社会保障(ポジティブ・ウェルフェア)とは、いわゆる給付型の社会保障ではなく、
自立型の社会保障という意味で考えると近いだろうと思います。

全体的な傾向としては、現在の日本の福祉の考え方に近いものだと考えていいでしょう。

再チャレンジであったり、自由選択であったり、いわゆるダイバーシティー的要素も含んだ考え方で、
すべて読んで思ったことは『これが実現したらいい社会だったのにな』という感じです。

過去の感染症対策の記録として有用

繰り返しになりますが、新型インフルエンザと新型コロナウイルスはまったく違うものです。

しかし、この白書の中に記録されている感染予防対策の記録というものは、
今の時代には抑えておきたい内容であることは間違いありません。

他の部分に関しては、少し内容が的外れではありましたが、
その部分に関しては重要な資料。

抑えておきたい白書のひとつです。

品質マニュアル

ISO13485:2016+QMS省令対応の品質マニュアルのお求めは、上の画像をクリックして下さい。

この記事を書いている人 - WRITER -
医療機器メーカーの工場長を23年経験しました。 本名は菊地孝仁、匠習作はペンネームです。 設計・製造・品質管理・安全管理まで経験済みです。 私自身、医療機器総括製造販売責任者、医療機器製造管理責任者の資格を有しています。 また、薬機法に関する業務も長年経験しております、QMS、GVP、ISO13485のマニュアル作成・運用まで対応しています。 21世紀のコア産業である、医療機器業界へ参入をお考えの経営者様、お気軽にご相談ください。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

Copyright© ISO13485への対応ならワークシフト , 2021 All Rights Reserved.