新型コロナウイルスのパンデミック、日本で医療崩壊は起きるのか?
新型コロナウイルスのパンデミックは現在、
まさに世界中で大変な状態となっています。
特にもともと中国で始まった感染でありながら、
その中心地はWHOの発表通りヨーロッパへと中心を移し、
大きな混乱と感染の拡大を引き起こしています。
そんな中、中国の隣国である日本では、
今のところ大きな混乱は起きてはいません。
この現状を一体どう見るのか、
そして今後日本の医療は本当に大丈夫なのか。
答えは、医療の外にある日本人の心構えにあるかもしれません。
と言うと、日本が嫌いな一部の方は顔を真っ赤にして怒るかもしれません。
でも、冷静に読んで下さい。
現在の日本の状態は「優秀」
現在の日本における新型コロナウイルスの状況は決して悪いとは言えません。
中国の隣国でありながら、死者数はクルーズ船の犠牲者も合わせて50人前後となっており、
中国はもちろんスペインやイタリアといった国で数千人の犠牲者を出していることを考えてもかなり優秀です。
日本の感染者数や死亡者数は隠蔽されているのか
一部知識人の間で、日本が検査に積極的ではないために、
実際の感染者数などはもっと高いという人もいます。
つまり、日本製母意図的に検査を少なくすることで、
感染者数や死者数が少なくなるように隠蔽しているというのですがこれは事実ではありません。
確かに検査数が少ないですから、
大規模検査をやれば感染者数の実数は増えるでしょう。
しかし、死亡者数に関して言えば、これはもし、
中国や欧州諸国のような状況になっている場合、その数からして隠蔽できるものではありません。
それをみても、日本の現状は優秀であるといっていいでしょう。
一定の評価をしてもいい防疫体制
人によっては、中国からの入国者を受け入れ続けた日本の防疫体制に批判的な方もいます。
しかし、実際問題として、中国での感染拡大を知らされた時にはすでに日本に新型コロナウイルスは入ってきていたと考えるのが妥当です。
また、その後の4日間の自宅での経過観察に関しても賛否が分かれています。
しかしこれも、むやみな感染者の外出を控えさせたという点では評価できますし、
病院へ疑わしい患者が殺到するという事態も防ぐことになりました。
おおむね評価していいと思います。
なぜ世界では感染者数が激増しているのか
日本では今のところ大規模なパニックは避けられています。
しかし、世界、特に中国、韓国、そして欧州各国では深刻な事態となっているのは確かです。
そこにあるのは、医療崩壊というキーワードです。
医療崩壊はなぜ起きたのか
特に韓国やイタリアで顕著に見られる医療崩壊。
韓国では途中から方針を転換したため現在は落ち着いているようですが、
イタリアにおいてはもはや医療現場がマヒしており、地域によってはほぼ医療は壊滅状態にあります。
ではなぜ医療崩壊は起きてしまったのか、
それは『万全な検査体制』にあったという見解が大きくなっています。
万全な検査体制の落とし穴
韓国では、2002~2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)の際、多くの患者を出しまいた。
そこで、その教訓を得て韓国国内においてPCR検査(ウイル特定の為の検査)体勢の拡充を既に行っており、
今回の新型コロナウイルスの流行において活躍する、はずでした。
これはイタリアも同じで、イタリアも検査体制は万全に整えていたのです。
しかし、この万全の検査体制が医療崩壊の引き金となってしまったのです。
医療の現場が感染の現場となった
万全な検査体制、この安心から、イタリアや韓国では病院に人が殺到します。
こうなることによって、大量の陽性患者が判明(中には誤判定による偽陽性患者も)医療機関はこれらの患者の対応に追われます。
さらには、医療の現場そのもので感染が拡大。
ウォールストリートジャーナル紙によれば、
イタリアでは多くの救命救急士が感染、そのまま町中を走り回ったことで感染が拡大したと言います。
そしてそこから、ループが始まったのです。
感染のループと医療崩壊
本来は頼みの綱である医療機関、そこで起きてしまった感染。
その中でも必死に検査をした結果、大量に判明する感染者。
そのうえ、医療を求める人はさらに医療現場に殺到し、またそこで感染。
しかも、そもそも新型コロナウイルスの治療は確立されていないため病院に出来ることも少ないうえに、
混乱した現場では簡単なトリアージすら出来ずさらに感染者を増やしてしまう。
そう、これこそまさに医療崩壊です。
結果、この、医療現場という本来は命綱である現場を中心に感染拡大のループが起こってしまったのです。
日本はこれから医療崩壊を起こしてしまうのか
では、そんな中日本は今後どうなるのでしょうか。
日本も同じように医療崩壊を起こしてしまうことはあり得るのでしょうか。
可能性はゼロではない
日本が医療崩壊を起こす可能性を問われれば、ゼロとは言えません。
というのも、先進国であるイタリアで今回のような医療崩壊が起こるとはだれも予想していなかったこともありますし、
先は読めないというのが現状だからです。
しかし、防ぐことは出来ます。
それも、医療崩壊の危機を防ぐのは、医療に関係ない一般の国民の心構えにあるのです。
医療はすぐに進展はしない
まず、医療の現場が、新型コロナウイルスに関連してすぐに体制を拡充するなどの進展はできません。
もちろん、現場で働いている医療従事者の方はご苦労なさっておられると思いますが、
すぐに医療機器を増やせたり、新薬が開発されたりはしないのです。
病床も、一朝一夕に倍増なんてできるはずはありません。
日本は間違いなく医療先進国です。
今回の新型コロナウイルスに関しても、
パニックさえ起らなければ対応する力は十分に持っています。
そうです、パニックさえ起らなければ、です。
国民がいかに冷静であるか
初期の対応において、検査偏重でいかなかった日本の対策は優秀でした。
それは優れているというのではなく、
選択肢の中で良い方をたまたま引いただけかもしれませんが、
少なくとも功を奏しているといっていいでしょう。
そして、今、医療現場における感染爆発の実態も見えてきています。
そうなった場合、大事なことは、
今後の展開によってパニックを起こし病院に殺到するような事態を避けるという一点にかかってきているといっていいでしょう。
医療崩壊を防ぐのは一般の国民の心構え
医療の現場では、いまも日夜医療従事者の方が頑張っておられます。
そんな中、新型コロナウイルス感染者の中で重篤な方が満足に医療を受けられ、
またほかの病気の方も通常通り医療を受けるためには、国民一人一人の心構えが大切です。
パニックを起こすことなく、冷静に、そしてきちんとした情報をもとに、行動していく必要があるんですね。
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