南杏子:『サイレント・ブレス』
終末医療を描いてなおエンタメ『サイレント・ブレス』 人間にとって、避けることのできない現実それは『死』です。 あまりに当然ですが、今のところ死を避けることは出来ません。 そしてそれは自分だけではなく、親しい人、家族、愛す …
終末医療を描いてなおエンタメ『サイレント・ブレス』 人間にとって、避けることのできない現実それは『死』です。 あまりに当然ですが、今のところ死を避けることは出来ません。 そしてそれは自分だけではなく、親しい人、家族、愛す …
若くプライドの高い女記者が挑む介護福祉を舞台とした事件『終の棲家』 超高齢化社会を迎える日本にとって、避けては通れない問題それは、『介護』です。 そんな、介護福祉の問題にメスを入れる仙川環さんの医療ミステリが本作『終の棲 …
命の価値と正義を問う医療ミステリ:麻野涼『死の臓器-2』 レストア・キッドニを巡る事件のついて書かれた前作、死の臓器。 その続編となる本作は、同じく臓器移植にまつわる事件に挑む作品となっています。 そして、今回のターゲッ …
食の安全を通して正論の裏にある多角的な視点を問う仙川環『極卵』 日本は、これまでの歴史の中で、 いま最も正論が力を持った時代かもしれない。 本書『極卵』を読んで感じた一番の感想は、そこにありました。 この作品は、そんな現 …
重なり合う人生の交点に生まれた物語、逃亡医 この作品を、医療サスペンスして読むのは間違っているかもしれない。 それが、医療サスペンスの旗手仙川環の『逃亡医』に対するはじめの感想でした。 この作品の中には、特段強い医療に対 …
それを逸脱した人間は誰か? 職業倫理を問う怪作「死の臓器」 臓器売買。 そう聞くとどこか遠くの国で起こっている痛ましい事件のように主人も多いかもしれない。 しかし、その悲劇は、当然日本もその埒外にあるという国ではありませ …
今だから読むべき傑作。仙川環『封鎖』 コロナウイルスのパンデミックの脅威がいまだ消えない世界と日本。 GOTOで、旅行を推奨しながら、 休日の外出は控えろと、何をしたいのか分からない政府の対応も困ったモノです。 コロナウ …
多様化する性の知られざる一面を知る。インターセックス:帚木 蓬生 LGBTという言葉を聞いたことがある人も多いはずです。 いわゆる性同一性障害を中心とした、多様化するジェンダーというやつで、 今世界中で様々な議論を読んで …